1945年8月、日本が無条件降伏をした際には国内外に約500万人以上の兵士が残存したと言われています。片や今日の自衛隊員数は約22万人(定員の約9割)です。日本が保有する兵器の性能や種類・数は当時とは比較にならないとは言え、それらの向上は他国もほぼ同程度に進んでいることでしょう。
そうであれば、本当にこの自衛隊員数で国を護ることができるのでしょうか。少子化が進むこの国で「ならば、自衛隊員数を倍にする(倍にしても無条件降伏時の1割以下です)」という計画に実現性があるでしょうか。寧ろ「戦いでは国は護ることができない」という発想に切り替え、日本が戦後憲法下で堅持してきた平和外交によって国を護る信念を改めて確認すべきではないかと思います。
とは言え他国の中には、そのような日本に弓を引く輩が現れるかもしれません。そのような時に、親日国、特に日本で良い思い出を創って帰国した外国人、が声を挙げて「日本を攻めるな」の大合唱をしてくれることがないでしょうか。高等政治の世界ではなく「漫画やアニメ文化をつぶすな」「世界に類を見ない食文化を護れ」など普通の人々が日本擁護に回ってくれる可能性はあると思います。
その為にも日本ファンである外国人を増やす。旅行客のみでなく、日本に住んだことのある外国人を増やして、ファンになってもらい、万一の時には日本擁護の無数の声を挙げてもらう。荒唐無稽でしょうか。
私が新卒で入社した千代田化工建設には常時、中東の産油国からのエンジニアを石油精製所建設や稼働方法に関する研修生として受け入れていました。人材育成という顧客サービスではありましたが、その背景には「石油が無いと生き残れない日本が、産油国との友好を促進し、石油安全保障の一翼を担う」という大きな使命を抱いていたのだと思います。兵器に頼る戦いでは何れの国も勝者にはなり得ないでしょう。
